岡山にもシロアリはいる?注文住宅で後悔しないためのシロアリ対策ガイド
はじめに|「シロアリって、岡山にもいるの?」
「シロアリって、南の方の話じゃないの?」
そう思っている方は少なくありません。でも実は、岡山県でもシロアリ被害は報告されています。
特に、岡山市・倉敷市・総社市・早島町などの住宅密集地や湿気の多い地域では、床下の環境によってシロアリが発生しやすくなるんです。
公益社団法人日本しろあり対策協会の資料によると、ヤマトシロアリは北海道を除く全国に分布しており、岡山県もその活動範囲に含まれています。
つまり、「岡山だから安心」とは言い切れないのです。
実際、岡山県内の住宅でシロアリ被害が見つかるケースは珍しくなく、特に築10年以上の木造住宅では床下の湿気や通気性の悪さが原因で被害が進行していることもあります。注文住宅を検討する段階で、シロアリ対策を「必要な判断基準」として捉えることが、後悔しない家づくりにつながります。
1|Q:そもそも、シロアリってどんな虫?

シロアリは木材を食べて家の構造を弱らせる害虫です。見た目はアリに似ていますが、実はゴキブリの仲間。特に湿気のある場所を好み、床下や柱の根元などに巣を作ります。
羽アリとして飛び立つ時期(春〜初夏)には、家の周りで見かけることも。もし見つけたら、すでに家の中に巣が出来ている可能性もあるので注意が必要です。
シロアリは目に見えない場所で静かに進行するため、気づいた時には柱や土台がボロボロになっていた…というケースも。だからこそ、予防が重要なのです。
2|岡山の気候とシロアリの関係
岡山県は「晴れの国」と呼ばれるほど雨が少ない地域ですが、梅雨時期や川沿い・低地では湿気がこもりやすく、シロアリの活動が活発になります。
特に、築年数が経過した住宅や、床下の通気が悪い家ではリスクが高まります。
また、近年の注文住宅では「高気密・高断熱」が主流ですが、気密性が高いほど床下の湿気がこもりやすくなるため、シロアリ対策とのバランスが重要です。
岡山市北区や倉敷市の旧市街地などでは、地盤が粘土質で降った雨が地中に抜けにくい傾向があり、床下の湿度が高くなることも。
総社市や早島町でも、田園地帯に近いエリアでは湿気がこもりやすく、シロアリの活動に適した環境が整ってしまうことがあります。
3|新築時にやっておくべきシロアリ対策とは?

「シロアリ対策って、後からでもできるんじゃない?」
そう思われがちですが、実は新築時にやっておく方がコストも効果も高いんです。
国土交通省の「住宅性能表示制度」でも、耐久性確保の一環として防蟻対策が推奨されています。具体的には以下のような対策があります:
- ベタ基礎の採用:地面からの湿気を遮断し、シロアリの侵入経路を減らす
- 基礎パッキン工法:床下の通気性を確保し、湿気を逃がす
- 防蟻処理(薬剤散布):構造材に薬剤を塗布してシロアリの侵入を防ぐ

これらは、建築時に組み込むことで、後からの施工よりも費用対効果が高く、長期的な安心につながります。特に、構造材の耐久性を保つためには、初期段階での処理が不可欠です。
4|防蟻工法の違いと選び方
ベイト工法とバリア工法の違い
- ベイト工法:シロアリの巣に毒餌を届けて巣ごと駆除する方法。環境負荷が少なく、長期的な管理に向いています。
- バリア工法:薬剤で物理的なバリアを作り、シロアリの侵入を防ぐ方法。即効性があり、施工も比較的簡単です。
どちらが良いかは、住宅の構造や立地条件によって異なります。岡山県しろあり対策協会では、建物の種類や周辺環境に応じた工法選定が推奨されています。
また、最近では天然由来の防蟻剤を使った処理も注目されており、小さなお子さんがいる家庭でも安心して導入できる選択肢が増えています。
5|高気密住宅とシロアリリスクの関係
「高気密・高断熱って、シロアリに弱いの?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。実際、高気密住宅は断熱性に優れる一方で、床下の湿気がこもりやすくなる傾向があります。
そのため、以下のような対策が重要です:
- 計画換気の設計:湿気を逃がすルートを確保する
- 床下調湿材の活用:湿度を一定に保つ
- 防湿シートの敷設:地面からの湿気を遮断する
これらは、断熱性能と耐久性を両立させるための工夫です。特に岡山のような四季の温度差が大きい地域では、温熱環境と湿度管理の両立が重要になります。
6|保証・点検・相談の選び方
一般的なハウスメーカーや工務店では、シロアリ保証は5年の保証期間で防蟻処理の施工がされています。したがって、5年毎に薬剤の再処理を行って、シロアリの進入からお家を守るのが一般的で点検は工務店が行っている家の点検と合わせて床下も確認してもらうのが良いでしょう。
「家づくりって何から始めればいい?」と悩む方は、まずは資料請求や相談会への参加から始めてみるのがおすすめです。シロアリ対策は、構造・断熱・気密と並ぶ「見えない性能」のひとつ。だからこそ、信頼できる情報源から判断材料を集めることが大切です。
まとめ|岡山でも、シロアリ対策は「必要な判断基準」

家づくりは「見えない部分」こそが大切です。シロアリ対策は、構造の耐久性や家族の安心に直結する要素。岡山県という地域性を踏まえたうえで、湿気・気密・構造・保証を検討、確認することが、後悔しない家づくりにつながります。
「シロアリは意外と岡山にもいる」
この事実を知った今、あなたの家づくりの判断基準に「耐久性」や「構造の見えない安心」を加えてみてください。断熱性や気密性と同じくらい、シロアリ対策は長く快適に暮らすための重要な要素です。土地の湿気、構造の通気性、保証の有無など、目に見えない部分こそが、家族の未来を守る土台になります。
【参考文献】
- 日本しろあり対策協会 https://www.hakutaikyo.or.jp/siryou
- 岡山県しろあり対策協会 http://okayama-shiroari.com/
- 国土交通省 住宅性能表示制度 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000007.html
- 気象庁「岡山県の気候(平年値)」https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=66&block_no=47768&year=&month=&day=&view=p1
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